ある日書店に出向いた際に、統計学に関する書籍コーナーを眺めていたのですが、ふと気になる書籍を見つけました。
統計学が最強の学問である。
こちら、ビジネス書大賞2014で経済書部門での大賞を受賞した名著です。
約10年前の書籍なのですね…まだ書店に置いてあるのもすごい。
私も書店に行くので店頭で見たことはありましたが、実際に読んだことがありませんでした。
統計検定を学んでいる私には、うってつけの内容ではないかと思い今回購入して読んでみました。
どんな内容であったのか軽くご紹介いたします。
「統計学は最強の学問である」
統計学はどのような議論や理屈も関係なく、一定数のデータさえあれば最適な回答が出せる。
そうした効能により旧来から自然科学で活用されてきたが、近年ではITの発達と結びつき、あらゆる学問、ビジネスへの影響力を強めている。
こうした点から本書では統計学を「最強の学問」と位置付け、その魅力と可能性を伝えていく。
読んでみた所感
統計検定を勉強中の私にはタイムリーな記事となっており、専門用語が理解できてニヤニヤ。
どのようにして統計が社会の役に立っているのかが分かる1冊となっておりました。
その中でも特に気に入った箇所をいくつかピックアップしようかと思います。
実例に基づいた統計調査の事例がたくさん
統計って医学やマーケティング等、ビジネス面で様々なことに応用されることが多いのですが、具体的にどういう調査が行われたのか、どのような分析を実施したのか等、詳しく解説しています。
私もマーケターとして活動している反面、広告やキャンペーンの打ち出しについての内容は痛感するものがありました。
(データから分かることを読み取って、それを報告している箇所とか…)
マーケティングやデータ分析に関わっている人は読んでみることを推奨いたします。
統計学を学んでいると、知っている用語も
しっかりと統計学の用語も使われているのですが、非常に分かりやすい内容でした。
標準偏差、条件確率、回帰直線、P値、検定など統計学に関する単語がちらほら出てきます。
普段の勉強であれば、「この値を求めたところで、実際どういうことに使えるんだろう…」といった箇所も説明されていましたので納得できたことも多々ありました。
データを駆使してビジネスへの活用を!
近年ではITの発達により、統計の計算が非常に簡易になってきました。
一方、これからもビッグデータを解析して、ビジネスに活用していくことは必須となってきますので、統計学を学ぶことを推奨する旨があります。
さすが、統計学を最強と紹介するだけありますね。
統計学を学べばより最適な道への選択ができるようになります。
おわりに
今回は書籍「統計学は最強の学問である」を読んでみた所感について述べました。
個人的には統計学を学べば人生が豊かになるっという話が良かったです。
この書籍、他にも実践編やビジネス編など様々なものが出版されております。
ぜひ、統計を勉強されている方や、気になった方はお手に取ってみてはいかがでしょうか。