さて先日、第一級陸上無線技術士(一陸技)の試験を受けてきました。
その際、テキストや問題集に加えて、さまざまな教材を活用しました。
今回は、私が実際に使用した教材を振り返りながらご紹介したいと思います。
なお、一陸技の本試験を受けた際の所感については、以下の記事をご覧ください。
記事の内容はこちら!
第一級陸上無線技術士とは
日本無線協会が開催している国家資格です。
本検定に合格し免許を取得することで、陸上の無線局の無線設備の技術的な操作を行うことができるようになります。
本検定の試験概要については、以下記事をご参照ください。
勉強期間
本検定の試験日は、1月20日(火)と21日(水)の2日間にわたって実施されました。
試験科目は全4教科あります。私は今回が初めての受験で、免除制度の対象にもなっていなかったため、すべての科目を受験することになりました。
勉強を始めたのは、11月中旬ごろ。
第一級アマチュア無線技士の試験が終わった直後から、本格的に一陸技の学習に取り組み始めました。
使用した教材
続いて、勉強に何の教材をしたのか回答いたします。
公式テキスト
まず、試験の全体像を把握するためにテキストを購入しました。
ただ、実際の勉強ではあまり活用しなかったことをよく覚えています。
たしかに試験範囲の解説は丁寧なのですが、このテキストの内容をすべて覚えようとすると、数か月は軽くかかってしまいそうです。
そのため、私はテキストをざっと一通り読んだあと、すぐに問題集に取りかかることにしました。
問題集
次に、問題集についてです。
この問題集には過去10年分の本試験問題が収録されており、まさに一陸技の受験には欠かせない一冊と言えるでしょう。
私はこの問題集を何周も繰り返し解いて、理解を深めていきました。
一見すると、これだけで十分に思えるかもしれませんが、実はひとつ難点が…。
解答の解説があまり詳しくなく、なぜその答えになるのかが分かりづらい部分があるんです。
この試験、問題文をコロコロ変えて来るので正しく理解していないと、いくら過去問を解いても太刀打ちできませんからね。
有料講座 (RFエンジニア研究所)
問題集の解説を読んでも内容がいまいち理解できず、「これはどうしたものか…」と悩んでいたときに出会ったのが、RFエンジニア研究所というオンライン動画サービスでした。
YouTubeで一陸技の過去問解説や、無線に関する基礎知識を丁寧に説明してくれる動画が公開されていて、これがとても分かりやすかったんです。
無料で視聴できるのは過去問1回分のみですが、それ以外の解説動画は有料コンテンツとして提供されています。
価格はそれなりにしますが、「これを受けなければ合格は難しいかもしれない」と判断し、思い切って申し込みました。
結果的に、今回の試験ではかなりの問題を解くことができたので、受講して本当によかったと感じています。
無料サイト(ムセンボーヤ)
一陸技など無線資格について解説をされているホームページです。
ここの一陸技過去問アプリはよく利用していました。
最初は無線工学の基礎や法規といった、比較的なんとかなりそうな科目の最終確認として、次にギリギリまで詰めていた無線工学Aと無線工学Bの最終確認として活用いたしました。
ネット媒体で過去問が解けるから、スムーズに進めることができたので非常に使いやすかったです。
ただし、解答の解説は載っておりませんので、別媒体を使用する必要があります。
試験までの勉強の過程
ここからは実際に勉強していたときの感覚を記していきます。
11月の中旬~下旬
公式テキストを読んでも頭に入らず、思い切って勉強方法を変更。
過去問を軸に、無線工学の基礎と法規の学習をスタートした。
この2科目は、これまでに別試験(1アマ・一陸特)を勉強してきたおかげで理解が進みやすい。
特に無線工学の基礎は、まるで1アマの延長戦のような感覚だった。
一方で、無線工学Aと無線工学Bにも手をつけてみたものの、問題文の意味すらつかめず、解答を読んでも理解が追いつかず焦りが募る。
そんな中、RFエンジニア研究所殿で有料講座の募集が始まっているのを発見し、迷わず申し込み。
(もしこの募集を見逃していたら、この2科目は本当に厳しかったと思う…)
12月前半
法規は問題ないと判断し、無線工学の基礎・無線工学A・無線工学Bに全力で取り組むことにした。
特に無線工学AとBは、RFエンジニア研究所殿の「解答解説講座」と「類似問題講座」を繰り返し学習し、理解を積み上げていく。
普段は正社員として働いているため、平日に確保できる勉強時間は集中力的にも2〜3時間が限界。
仕事終わりに机に向かう日々は、正直なところ「もうあの頃には戻りたくない」と思うほどハードだった。
12月後半
無線工学の基礎が固まりつつあったので、次は無線工学Aと無線工学Bに特化して取り組むことにした。
この頃の無線工学Aと無線工学Bの実力は、どちらもまだ正答率3〜4割ほど。
それでも毎日めげずに動画講座を視聴し、少しずつ理解を深めていったのを覚えている。
一通りの単元を見終えた後は、理解が曖昧な部分を重点的に復習し、弱点を丁寧に潰していった。
ちょうど仕事も落ち着いてきた時期で、残業を避けて勉強時間に充てられたのは大きかった。
今振り返ると、あの粘り強さはなかなか真似できない。
1月前半
年末年始の休みは、予定のある日以外ほぼすべてを勉強時間に投入した。
無線工学Bの複雑な計算式も少しずつ身につき、過去問が解けるようになっていく手応えは今でも鮮明に覚えている。
移動中やちょっとした待ち時間など、わずかな隙間時間さえ惜しまず勉強に充てていた。
その頃から、ムセンボーヤ殿の過去問アプリを活用して理解度を深めていったとき。
無線工学Aも、頻出パターンの解き方は数値が変わっても対応できるようになり、確実に力がついていった時期だったか。
1月後半~試験まで
いよいよ全科目の仕上げに着手。
まずは無線工学の基礎と法規を復習し、内容を忘れていないか確認したところ、意外と抜けている部分があり少し焦りを覚えた。
一方で、無線工学Aと無線工学Bについては「もしかして行けるかも…」という手応えがどこかにあった。
だからこそ、無線工学の基礎と法規で落とすわけにはいかないというプレッシャーも強く、当時はその緊張感をひしひしと感じていた記憶がある。
おわりに
今回は、第一級陸上無線技術士の試験に向けて取り組んだ勉強の流れを振り返りました。
試験は「無線工学の基礎」「無線工学A」「無線工学B」「法規」の4科目です。
振り返ってみても、かなりハードなスケジュールだったのは間違いありません。
当時の状況を思い出しながら、どんなふうに勉強を積み重ねていったのかを簡単にまとめてみました。
試験自体はすでに受験済みで、あとは結果を待つのみです。
