現在、第一級アマチュア無線技士の取得に向けて勉強を進めています。
さすがに最上位資格というだけあって、試験の難易度は高く、特に無線工学の分野は専門的で手強い印象です。電気回路や高周波回路、アンテナ理論、電磁波の伝搬など、幅広い知識が求められ、理解するのに時間がかかる部分も多々あります。
今回は、そんな第一級アマチュア無線技士の勉強を通して感じたことでもご紹介したいと思います。
アマチュア無線技士試験とは?
アマチュア無線とは、「金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究その他総務大臣が別に告示する業務を行う無線通信業務」と定められております。
このアマチュア無線を楽しむには「無線従事者」の資格が必要です。
公益財団法人 日本無線協会が定期的に試験を開催しており、一級 から 四級まであります。
今回、私が受けるのは第一級です。
第一級アマチュア無線技士の概要につきましては、以下記事をご参照ください。
勉強に使用している教材
以下の教材を使用して勉強しています。
2アマ(第二級アマチュア無線技士)を受けたときにも、だいぶお世話になった書籍なので今回も活用しています。
問題集も450問と中々のボリュームがあります…せめてこの範囲は理解できなくてはですね。
過去問
試験を受ける上で外せないのが過去問です。
どんなに問題集を解いたところで、過去問を解かないと感覚というのは掴みにくいとこ。
今回の勉強でもガッツリ活用しています。
日本無線協会には過去3回分しか載っていませんが、上記ページに数年分の過去問が掲載されていましたので活用させていただいています。
勉強してみた所感
第一級アマチュア無線技士には、無線工学と法規の2科目があります。
無線工学
今回の試験のメインテーマとなるでしょう。
電気物理、電気回路、送受信機の無線機、アンテナ理論など無線に関する幅広い分野が出題されます。
専門性が高く、難易度もそれなりに高いため、複雑な回路図や計算問題が多く登場する印象を受けます。
とはいえ、2アマ(第二級アマチュア無線技士)や一陸特(第一級陸上特殊無線技士)で学んできた内容と重なる部分もあり、既知の知識が活かせる場面があるのは心強いところです。
問題集や過去問を解いてみると、毎回異なる形式で出題される傾向があり、単なる暗記では対応しきれません。
数値が変わっていたり、求める定数が違っていたりと、応用力が試される構成になっています。
だからこそ、「なぜその答えになるのか」「どんな原理が働いているのか」をしっかり理解しておくことが不可欠ですね。
法規
電波法やモールス通信に関する問題も出題されるのですが、実はこの分野、かなりの“ラッキー科目”かもしれません。
というのも、2アマの試験でしっかり勉強していた内容とほぼ重なっており、既に知っていることが多く含まれているからです。
法律系の問題は出題範囲がある程度限られているため、効率よく対策できるのもありがたいところ。
モールス信号についても、当時ほぼ覚えていたので、今回はその復習という位置づけになっています。
実際、最初に取り組んだ過去問では8割近く得点できたので、今後もこの得点率を維持できるよう意識して取り組んでいます。
ただし、Q符号や国際通信の細かい部分はまだ少し不安が残るので、重点的に確認しておく必要がありそうです…
過去問も使っているけど…
さて、試験勉強を進めるうえで欠かせないのが過去問ですが、公式解答には解説が付いておらず、これがなかなか厄介です。
それでも、粘り強くネットで調べていけば、丁寧に解説してくれているページに出会えることもあり、非常に助かります。
間違えた理由が分からないまま放置してしまうと、理解が深まらず、成長にもつながりませんしね。
だからこそ、「どこでつまずいたのか」「なぜその選択肢を選んでしまったのか」をしっかり振り返ることで、次に似たような問題に出会ったときの対応力が格段に高まります。
そんな積み重ねを通じて、少しずつ理解を深め、解ける問題を着実に増やしています。
おわりに
今回は第一級アマチュア無線技士の勉強をしてみた所感を述べました。
第一級アマチュア無線技士は無線工学と法規の2科目です。
無線工学がそれなりに難易度高いのでしっかりと対策する必要ありです。
法規は覚えてしまえばこっちのもの!
不安なら2級や3級から挑戦して感覚掴むのもありです。
試験日も近づいてきましたので、引き続き勉強を進めてまいります。