今月はGX検定がありますので、こちらの勉強を進めております。
本検定には公式テキストというものがなく、試験を受けるなら読んでおいたほうが良い参考書籍が紹介されております。
今回はその参考書籍を読んでみましたので、ざっくりご紹介でもいたします。
GX検定ベーシックとは?
GX検定ベーシックは環境省認定制度『脱炭素アドバイザー ベーシック』認定のGX入門レベルの検定です。
脱炭素社会の共通リテラシーとして、全てのビジネスパーソンが身につけておくべきカーボンニュートラルの基礎知識を体系化した内容となっております。
GXに関する国内外の動向、主要な政策・技術を説明でき、脱炭素経営・排出量削減に関する企業の現状を正しく理解できるレベルを問われます。
試験概要などにつきましては以下の記事にまとめております。
読んでいる参考書はこちら!
今回読んでいる参考書籍はこちらの2冊です。
「GX(グリーン・トランスフォーメーション)がよくわかる本」については、そもそもGXが何なのかすら分かっていなかったので、基本的な部分を理解するためにまずは購入しました。
「環境とエネルギー政策がよくわかる本」では、日本や世界の施策や動向について理解するべく、購入いたしました。
GX検定ベーシック試験のシラバスにも、GX実現に向けた世界の動向などが範囲となっているので、特にそこら辺を確実に理解しておきたいところです。
そもそもGXって何?
従来、経済成長と環境はトレードオフの関係になるものとされてきました。
経済成長のために化石燃料を中心とするエネルギーを使い、汚染物質を大気や海水に垂れ流しています。
その結果、地球温暖化や大気汚染、生物の絶滅などの環境問題が発生し、人々の生活を脅かしています。
そういった経済成長に焦点を置くスタイルは、持続可能的ではないとされています。
その中で環境を守りつつ経済成長を促進するといったトレードオンの関係が注目されています。
このトレードオンを実現するのがGX(Green Transformation)です。
環境保全の技術などに投資をしながら、経済成長をすることで社会構造を変革しようという取り組みが現在行われています。
環境問題やGXの取り組む技術など幅広い出題範囲!
GX検定ということで、GXに関するキーワード(SDGs, ESD投資など)については一通り押さえられているのはもちろん、地球温暖化や大気汚染といった環境問題まで網羅されています。
とくにGXという言葉が出るまでの、これまでの歴史は覚えるの大変そうです。
ダボス会議やブルントラント委員会だの、そこで締結した条約なども語られており、しっかりと流れを理解しなくてはと思いました。
1回読んだだけではまだまだ分からないことだらけでしたので、繰り返し読んで内容を理解しようと思います。
ECO検定と似たような出題箇所も!
昨年、私はECO検定を取得したのですが、本検定にも少し出題が似ている箇所があると思いました。
特に脱炭素化に向けた取り組みとして、風力・水力・バイオマス発電などの再エネの話は、ECO検定である程度学んでいたので、すぐに理解することができましたね。
別の資格に挑戦するためとはいえ、ちゃんと勉強しておいてよかったなと思った出来事でした。
おわりに
今回はGX検定の参考書籍を読んでみた所感について述べました。
検定の対策としてはもちろんですが、現在注目されているGXについて理解することもできるので良かったです。
環境問題やGXに興味を持たれている人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。