ITパスポート試験は情報処理推進機構が開催する情報処理技術者試験のうち、最も簡単なレベルの資格です。ITエンジニアだけでなく、幅広い層に向けてITに関する知識が必要であるということを目的に作られた資格です。社会人の方々は理解しておくべき内容が網羅されています。
私はこの資格は大学生のころに取得しました。情報工学を学んでいたので、比較的苦戦しなかったのですが、周りでは落ちる人がいましたね。さて、この資格について今回解説いたします。
試験概要
- 試験日:春期(4月)と秋期(10月)の年2回
- 受験資格:なし
- 問題数:100問 (試験時間は120分)
- 合格基準:総合正答率60%以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ30%以上であること
- 試験形式:CBT試験(私が受けたときは会場での受験でした)
試験範囲
試験はストラテジ、マネジメント、テクノロジの3つの分野に大きく分かれています。
ストラテジ
法務、システム戦略、経営戦略の基礎を問われます。
CRM、コアコンピタンスなどといったビジネス用語について何のことか聞かれたり、財務諸表を読んで回答したりします。社会人になると聞いたことあるような用語が出てきます。
マネジメント
開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントの基礎を問われます。
開発プロセスについて問われたり、プロジェクトに関する簡単なことを問われます。おそらく、ITエンジニアだったら余裕かと思われますが、初見で理解するのには少し時間がかかります。
テクノロジ
理論、ネットワーク、セキュリティ、データベースなどテクノロジ全般の基礎を問われます。
仕事でパソコンを触るのであれば聞いたような用語が出てきます。範囲も広いですがそこまで深堀されないので、基本を押さえて問題を解きまくったほうがよいです。
勉強・対策方法
最初にお伝えしたとおり、私はこの資格に合格しました。勉強にはテキストと過去問道場を活用していました。しかし、テキストって分厚いんですよね。一冊読むのにだいぶ時間がかかります。
そうやっているうちに試験日が近づいてしまいますので、テキスト半分ぐらい読み終えたら問題を解き始めたほうが良いと思います。
過去問道場とは?
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