このたび、第一級海上特殊無線技士の試験に申し込みました。
陸上無線の資格を一通り取得できたので、次は海上無線にも挑戦してみようと考えていたところ、特殊無線関連の検定申し込みが始まったという知らせが届きました。
海上無線は、陸上無線とはまた違った特徴があって奥深いんですよね。
そこで今回、試験を受けるにあたり「第一級海上特殊無線技士とはどんな資格なのか」を調べてみましたので、その内容をご紹介します。
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第一級海上特殊無線技士とは?
日本無線協会が開催している国家資格試験です。
本検定に合格し免許を取得することで、以下のことができるようになります。
船舶局の無線設備を操作できる
その他の船舶(平水区域・300トン未満)。
中短波帯(1605〜4000kHz)75W以下の無線電話・DSC
国際VHF(25,010kHz以上)50W以下の無線電話・DSC
対象となる船舶:
旅客船(平水・沿海、非国際航海、100トン未満)
漁船
船舶地球局(小規模インマルサット等)の操作
上記の対象船舶に搭載された船舶地球局の通信操作が可能
GMDSS対応無線局の操作
操作できる範囲内でGMDSS設備の操作が可能
DSC
NAVTEX
EPIRB(外部操作範囲)
海岸局・無線航行局の無線設備の操作
一定条件の無線設備(レーダー除く)で国内通信が可能
レーダーの「外部の転換装置」の技術操作
レーダーの内部調整・修理は不可
可能なのは「外部の切替・表示・警報確認」など
1海特は「小〜中型船舶の無線通信を幅広く扱える」上位資格で、国際VHFやGMDSSにも対応できるのが強みです。 内航船・漁船・港湾作業船など活躍の場が多い資格です。
試験概要
第一級海上特殊無線技士の試験概要は以下の通りです。
| 受験資格 | なし |
| 出題形式 | 選択問題 |
| 試験科目 | 無線工学 法規 英語 電気通信術 |
| 試験方式 | 指定の会場での受験 |
| 備考 | 一部科目の免除あり |
第一級海上特殊無線技士には受験資格の制限がなく、どなたでも受験できます。
試験は会場で実施される筆記試験方式です。
試験科目は 無線工学・法規・英語・電気通信術(送受信) となり、陸上無線と比較すると範囲が広がります。
各科目の配点および合格基準は以下のとおりです。
| 科目 | 配点 | 合格点 |
| 無線工学 | 60 | 40 |
| 法規 | 60 | 40 |
| 英語 | 100 | 60 |
| 電気通信術 (送信) 欧文暗号 | 100 | 80 |
| 電気通信術 (受信) 欧文暗号 | 100 | 80 |
無線工学、法規、英語は6割以上の正答率で合格です。
電話(送信)、電話(受信)が8割以上の正答率…いったいどんな内容なのでしょう?
試験科目:電気通信術とは?
電気通信術では、アルファベット100語のフォネティックコードを用いた「聞き取り」と「読み上げ」が求められます。
フォネティックコードとは、26個のアルファベットや数字を明確に区別するために考案された通話用のコード体系です。
無線通信では、常に音声がクリアに聞こえるとは限らず、雑音・混信・発音の癖などによる聞き間違いが発生します。
そこで、フォネティックコードを使いA=Alfa、B=Bravo、C=Charlie…のように、それぞれの文字に“絶対に聞き間違えない単語”を割り当てることで、雑音の多い環境でも正確な意思疎通を実現します。
試験免除について
第一級海上特殊無線技士には、一部科目の試験免除制度があります。
私の場合、すでに第一級陸上無線技術士の資格を取得しているため、「無線工学」が免除対象となります。
その結果、受験する科目は 法規・英語・電気通信術(送信)・電気通信術(受信) です。
なお、科目免除を受ける際には 無線従事者免許証の番号が必須 です。
受験手続きの際に必要となるため、必ず手元に準備しておきましょう。
勉強方法・対策
まずは公式問題集を購入済みです。
今回使用している問題集は、前回受験したレーダー級海上無線技士の範囲も含む「特技用の総合問題集」であり、その中には第一級陸上無線技術士の問題も収録されています。
そのため、引き続きこの問題集を活用しながら学習を進めていく予定です。
そして、新たに購入した書籍がこちらです。
本試験では英語がありまして、私自身あまり英語が得意ではないため、過去問だけでは出題傾向をつかみきれない不安がありました。
そこで、補助教材として新たに英語対策の書籍を購入しました。
この書籍も併用しながら英語の学習を進めていく予定です。
また、電気通信術については、試験対策用のテキストが見当たらない状況です。
ただし、インターネット上にはフォネティックコードに関することなど、多くの情報が公開されているため、それらを参考にしながら学習を進めていく予定です。
おわりに
今回は、第一級海上特殊無線技士の受験申し込みについてお話ししました。
1海特は 小型〜中型船舶の無線通信を幅広く扱える資格 で、国際VHFやGMDSSといった重要な無線設備の操作も可能になります。
試験科目は 無線工学・法規・英語・電気通信術(送受信) と多岐にわたり、すべてを対策するとなるとそれなりに時間がかかりそうです。
一方で、保有資格によっては一部科目が免除される場合もありますので、受験前に必ず確認しておきたいところです。
試験は6月中旬を予定していますので、少しずつ学習を進めていきます。