金融リテラシー検定の公式テキストを一通り読み終えました。
イラストも多く、あっという間に読み終えてしまいましたね。
そんな金融リテラシー検定の公式テキスト、どんな内容だったか簡単にご紹介いたします。
興味ある人の参考にあれば幸いです。
はじめに
金融リテラシー検定は一般社団法人 金融財政事情研究会によって開催されている検定になります。
こちらの法人では、FP技能検定や金融業務検定などのお金に関する資格を他にも開催しております。
お金の勉強については、インプットする機会は増えてきているものの、アウトプットする機会がなかなかありません。
そういった状況を打破するべく、体系的かつ実用的な金融知識と適切な判断力の向上を目的として金融リテラシー検定が開設されました。
試験内容などについてまとめた記事は以下に掲載しています。
金融リテラシー検定に申し込みました。 基本的な契約や怪しい勧誘、個人情報保護法など社会人なら身に着けておきたい知識はもち…
金融リテラシー検定のテキストを読んでみて
さて、こちらの公式テキストですが電子版のみとなっております。
電子版の公式テキストは試験の申し込みをしないと公式テキストの掲載されたURLが送られてきませんので、それまで対策のしようがありません。
Amazonとかには公式テキストを売っていないので、かなり変わった方式ですね・・・。
ただし、試験は申し込み後から180日間までと、かなり長いスパンで受け付けてくれますので、じっくり勉強してから受けることができます。
ダラダラしすぎて、気付いたら試験受けるのを忘れてた・・・ってことだけは避けておきたいですね。
そんな、金融リテラシーのテキストを読んでみた所感を書きます。
お金に関する基本的な知識が勉強できる!
第一章では、「ライフプランを描こう」というタイトルで、計画的にお金を使うことの大切さや、働くことの意義について説明されています。
収入や支出の内訳について分かりやすくまとめていたり、三大支出(住宅資金・教育資金・老後資金)を計画的にといった、人生のライフプランについてまとめられた内容でした。
家計簿を付けることの重要性や住宅ローンに関する内容はもちろんですが、残業や副業などを含めた働き方改革についても紹介されているのは驚きでした。
残業や副業もお金に関することなので、金融リテラシーには関係しますね。
第二章では、「賢い消費者になろう」というタイトルで、消費者の契約や法律に関する内容が説明されています。
消費者契約法で取り消しや無効にできる場合の手法って、かなりのパターンがあるのですが全部覚えるの大変ですよね。
以前に私が受けたマーケティング法務検定にて、同じ消費者契約法について出題されたので猛勉強していたため、ここら辺は比較的楽に進められそうです。
さて、現在はマーケティング法務検定に向けて勉強しています。 下請法、特定商取引、景品表示法など、結構有名な法律についても…
多重債務とか闇金の話もあって、非常に充実した内容となっておりました。
第三章では、「金融・経済の仕組みを理解しよう」というタイトルで、お金の歴史から銀行の役割、市場経済などについて紹介されています。
他にも貿易や景気変動によるインフレ・デフレなどの説明があり、個人的に一番覚えるのが大変そうだと感じた章になります。
金融リテラシーという意味では、かなり重要な章ですので確実に理解いたします。
第四章では、「金融商品・保険を活用しよう」というタイトルで、投資に関する内容や生命保険に関する内容が紹介されています。
金融商品・投資に興味があるんだけど、一体何なんだろう…という人向けの内容ですね。
概要や仕組みなどの重要となるワードが一通り説明されております。
第五章では、「支えあう社会の仕組みを知ろう」というタイトルで、年金や雇用保険などの社会保険制度や税金や社会保険料について紹介されています。
普段の生活の中でよく目にする年金や保険に関する制度について詳しく解説されていたり、税金や社会保険料の使われ方などについて書かれており勉強になりました。
なんとなく見ていたけど、実は全然知らなかったお金のことについて学べることができます。
分かりやすい解説やイラスト!
今回のテキストですが、非常に解説が分かりやすく、イラストも多かったのでスムーズに読むことができました。
以下のページに公式テキストのサンプルがあります。
金融リテラシー検定 | 一般社団法人 金融財政事情研究会 (kinzai.or.jp)
深堀りして学びたい人は専門書を!
投資などについても、ご紹介されていましたが、こちらはあくまでも検定のテキストです。
具体的にどう行動していくかなどの、より深いノウハウについて知りたい場合は専門書を読んで勉強することを推奨します。
お金について基本的な概要を一通り理解しておきたい人向けの内容です。
おわりに
今回は金融リテラシー検定を読んでみた所感についてまとめました。
- お金に関する基本的なことが一通り学べる
- テキストはイラストも多く、非常に読みやすい内容である
- 投資のやり方など、より深堀りした内容を知りたい人向けではない
さっと流し読みした部分もありますので、再度読み直して一通り理解したら試験をうけようと思います。