専門統計調査士の勉強を進めております。
統計調査を行うに必要となる、企画やデータの運用については人生で触れたことがないので、新しく学ぶことだらけの状態です。
統計調査法のコツやルールなんかは、相手が一般人を想定しての話ですので、常識的な視点から問題なく理解できますが・・・色んな調査法があって覚えるのに苦戦しています。
今回は公式テキストを読んでみた所感について述べていきたいと思います。
専門統計調査士とは?
一般財団法人 統計質保証推進協会が運用・開催している検定です。
専門統計調査士検定は、調査の企画・管理、ならびにデータの高度利用の業務に携わる上で必要とされる基本的知識と能力を評価する検定試験です。
統計調査士の上位レベルの検定となっており、より難易度が高めの検定となっています。
専門統計調査士の試験概要につきましては、下記の記事に掲載されていますので、そちらをご覧ください。
新たに専門統計調査士の申し込みをいたしました。 この検定ですが、「専門」だの「統計」といった名前が付いており、中々難しそ…
専門統計調査士の公式テキスト
今回、活用しているテキストは以下です。
統計検定 専門統計調査士対応 調査の実施とデータの分析 (出版社:日本統計学会)
こちら日本統計学会が発行しているテキストであり、専門統計調査士の試験範囲に特化した内容となります。
他に公式テキストもありませんので、専門統計調査士を受験される方は、おそらく全員購入しているのではないでしょうか。
公式テキストを読んでみた所感
基本的には、統計調査の基本知識について解説されている書籍です。
しかし、様々な調査法があり、どれが何のメリットがあるのかが中々に覚えられないです。
訪問調査、電話調査から郵送調査、インターネット調査、パネル調査・・・などなど。
実際にこういったリサーチ関連の業務に携わっていれば、どの調査方法を使えば良いとか勉強になりそうです。
その調査方法のあとには、「どのようにして標本を決めるか?誰を対象にするか?」等といった、標本抽出法の話も様々な抽出方法が述べられており、覚えるのは中々大変だな…っと思いました。
早めに問題集を解き始めて、自身の理解できていない箇所を把握しておくのが良さそう。
統計検定2級で出題された内容も!
統計調査を実施するにあたり、誰を対象者にするか等では標本抽出が行われるわけですが、そこでの抽出方法なんかは統計検定2級で勉強した内容でしたので、比較的理解しやすかったです。
層化抽出法、多段抽出法など知っている用語が出てきたので特に問題なく理解できましたね。
あとは、調査したデータの活用ということで、データ分析法や相関、信頼区間や仮設検定が説明されていました。
統計検定2級で勉強した内容ですので、ある程度の理解力からスタートなのは助かりましたね。
専門統計調査士を受ける前に、先に統計検定2級を取っておくのが良いかなと思いました。
おわりに
今回は専門統計調査士の公式テキストを読んでみた所感について述べました。
専門統計調査士検定は、調査の企画・管理、ならびにデータの高度利用の業務に携わる上で必要とされる基本的知識と能力を評価する検定試験です。
公的調査、社会調査、世論調査などの統計調査がどのように行われるのか勉強になりました。
一方、理解するには統計検定2級レベルの知識が必要であり、そこそこの難易度がある検定です。
統計調査の基本がわかる専門統計調査士、気になった方は受けてみてはいかがでしょうか。
関連リンク
統計検定 専門統計調査士|統計検定:Japan Statistical Society Certificate (toukei-kentei.jp)