突然ですが、日本にはどのぐらいの数の資格があるのでしょう。
一言に資格と言っても、国家資格・公的資格・民間資格と分かれています。
国や国が委託した機関が認定する国家資格、文部科学省などの省庁が認定する公的資格、民間企業や団体が認定する民間資格であり、それぞれ難易度や取得することの影響力などに違いが出てきます。
国家資格だけでも約350種類、公的資格で約50種類、そして民間資格にいたっては約2500~3000種類あると言われているようです(2024年9月時点のインターネット調査)
そして経済や技術が発展している昨今、今も新たな検定が生み出されていることでしょう。
さてそんな中で、500種類以上(*) の資格をもつことで有名な方が著書を出版されていましたので購入しました。
こちら士業事務所を運営している林 雄次 氏の「資格が教えてくれたこと 400の資格をもつ社労士がみつけた学び方・活かし方・選び方」というタイトルです。
今回は、こちらの書籍の紹介および読んでみた所感について述べてまいります。
*: 書籍上では400の資格となっていますが、2024年9月時点で林 氏は500以上の資格を有されています。
書籍の概要
本書の著作者は400以上の資格を保有する「資格のプロ」として、いま資格学校や各種メディア等に活躍の場を広げているのが、本業は士業事務所を運営している林雄次 氏です。
普段は仕事で忙しいにも関わらず、資格の勉強も日々行っているといった凄い方です。
この本は、そんなとにかく資格・検定に詳しい著者が、
・どういう資格を取得するべきか、組み合わせるべきか
・合格までのモチベーション維持
・働きながら勉強もするタイムマネジメント
・短時間でも効率的な学習法
・取得した資格を仕事に結びつける方法
などなど、日々実践している習慣や心がけ等を100項目にまとめています。
資格取得に興味のある人や、現在資格勉強中の人に、合格へのヒントと元気を与える1冊になっています。
本書を読んでみた所感
まずこちらの著者については存じておりました。
色んな資格を取得されておられる方なので、資格を探す際の参考にもしています。
本書の流れとしては基本的に
・資格の考え方(取得する目的、選び方、モチベーション)
・資格の学習方法や取得法(時間の使い方、効率的な勉強方法)
・取った後の活かし方(SNSでの発信、仕事での活用法)
っといった流れで進んでいきます。
特に著者も仕事をしながら資格勉強をやられている方なので、同様の環境に置かれている方には参考になる箇所もいくつかあるのではないかと思います。
っとか言ってこないですのでご安心ください。
取得した資格を四則演算!?
特に面白いなっと思ったのが、自身で取得した資格を組合わせて自分の形をつくっていく話です。
全然関係なさそうに見える資格でも、組合わせることによって自分独自の専門性を見出すことができるとのこと。
足し算、引き算、掛け算、割り算の考え方で色々と説明されており非常にタメになります。
私も複数の資格があるので、自分なりの特徴めいたアピールができないかな…っと思いました。
ただしアピールするからには、その資格の最上位級(だいたい1級)まで取っておきたいですね。
気になった方はぜひ本書をお手に取ってご覧ください。
多数の資格を取り続けた著者の勉強方法も公開
先にも言いましたが、著者は仕事をしながら資格勉強をしています。
私生活や勉強方法も説明がありましたが、非常に参考になりました。
特に計画の立て方や、勉強の始め方なんかは自身の考えと異なりましたのでタメになりましたね。
社会人でありながら、資格を取りたいけど勉強が進まない…っという方には良い書籍だと思います。
おわりに
今回は、林 雄次 氏の「資格が教えてくれたこと 400の資格をもつ社労士がみつけた学び方・活かし方・選び方」を読んでみた所感について述べました。
本書は資格についての考え方を学べるものとなっております。
資格取得に興味のある方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。