ECO検定の公式テキストが届きましたので早速読んでみました。
何と言いますか、まるで教科書を読んでいるような感覚になりました。
まず初めにSDGsの話があり、地球を取り巻く環境、地球温暖化や生物多様性などの環境問題、そしてそれらを解決するための取り組みなどが紹介されています。
今回は、こちらの公式テキストを読んでみた所感について述べます。
eco検定(環境社会検定試験)とは
eco検定は複雑・多様化する環境問題を幅広く体系的に身に付く「環境教育の入門編」として必要な知識を学ぶことのできる検定になります。
東京商工会議所が運営しており、様々な業種・職種の方々が受けられている資格です。
近年、企業でも環境問題に取り組まれているところが多く、その基本的な知識を学べるのでビジネスにおいても周りと差をつけることができる資格となるでしょう!
試験概要をまとめた記事は以下に載せています。
6月になってそろそろ募集を開始している検定もあるのでは…ってことで様々な資格の情報を閲覧していたところ、気になっていたe…
公式テキストを読んでみて
検定に活用しているeco検定のテキストは以下です。
「環境社会検定試験eco検定公式テキスト(第9版)」
一通り読んでみましたが、なかなかのボリュームがあります。
特に大気汚染、水質汚染、廃棄物管理などの環境問題に関する分野は範囲が広かったですね。
テレビや新聞で環境問題のニュースを見ている人には、案外分かったりするのではないでしょうか。
SDGsの話から始まる
まずは、人口問題、貧困問題、脱炭素社会などなど現在の社会を取り巻く環境において、持続可能な発展(SDGs)の内容は欠かせません。
本書でも最初の方にSDGsが紹介されており、もっとも重要な内容であることは容易に理解できます。
17の目標やそれに向けた行動計画など、基本的なことは理解しておく必要ありそうです。
ここで掲げられたリオ宣言やアジェンダについては絶対出題されそうな予感…
環境問題を知る
現在の環境問題について色々と知ることができます。
地球温暖化、エネルギー問題、生物多様性、循環型社会の実現などについての概要や原因、またそれに関する具体的な取り組みが書かれていました。
個人的には、ここの取り組みを覚えるのに苦戦しています。
様々な施策名が出てくるのですが、それがかなり多いうえ、中々聞きなれない用語でして…
例えば、生物多様性に対する国際的な取り組みについてだけでも、
- ラムサール条約:特に水鳥の生息地の国際的に重要な湿地と、そこに生息・生育する動植物の保全を促進する
- ワシントン条約:絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引を規制する
- 世界遺産条約:文化遺産および自然遺産を人類全体のための世界遺産として損傷・破壊などの脅威から保護し保存する
だけでなく、他にも生物多様性条約、カルタヘナ議定書、愛知目標、名古屋議定書、などなどが書籍に書いてあるので覚えておく必要があります。
地球温暖化の対策にも様々な経済的手法の対策が掲載されており、見慣れない用語ばかりでしたので、現在頑張って覚えている最中です。
環境問題の解決に向けて
そして最後には、これらの環境問題に対してどう取り組んでいくかを解説しています。
国、地方公共団体、事業者、そして国民のそれぞれの役割について説明しています。
特に環境マネジメントシステム(EMS)、ESG投資、製品のライフサイクルなどは企業に勤めている人であれば聞いたことがあるのではないでしょうか。
私も聞いたことありますので、なんやかんやで覚えやすい分野でした。
グリーン調達とかRoHS規制だのは知っていたので学びやすかったです。
おわりに
今回は公式テキストを読んでみた所感について述べました。
この公式テキストですが…ボリュームは厚く、内容は分かりやすいのですが、検定の問題が一切掲載されていないんですよね…。
過去問は別途購入した方が良いかなと思います。
他にも、アプリで過去問を受けれるものがいくつかありましたので、そちらの方にもチャレンジしようと思います。