近年、学びなおしが求められている今、社会人の中にも日々勉強をされている人が多いことでしょう。
私も資格取得などで日々知識を蓄えておりますが、学生の頃のように何時間も机の前で勉強するのが厳しくなっております。
そんな中、気分転換に本を探していたのですが、たまたま書店で目に入った書籍がございまして…今回はその本について紹介いたします。
「一生頭が良くなり続ける すごい脳の使い方」加藤 俊徳著(サンマーク出版)
この本によると、脳は使い方次第で一生成長していくというのです。
今回はこちらの書籍で、特に勉強に関係しそうな内容がありましたのでご紹介します。
はじめに
こちらの著者は加藤俊徳(かとう としのり)様という、脳内科医・医学博士の方が書かれています。
株式会社脳の学校代表といった脳科学や医療関連の研究開発やサービスなどの事業をされています。
本書によると、
- 学生時代と大人時代では記憶の方法に違いがある
- 記憶力の低下も物覚えの悪さも、加齢による脳の劣化が原因ではない
- 脳は大人になっても成長していく
といった非常に興味深い内容が語られており、勉強している方々にはぜひとも読んでいただきたい1冊となっております。
学生の勉強法と大人の勉強法
そもそも、社会人になって勉強ってなかなかに厳しいですよね。
例えば、下記のような理由が当てはまる方もいるのではないでしょうか。
- 取らなきゃならない資格があるけど勉強するのが億劫である
- 昔は暗記も簡単だったのに、今は中々覚えられない。
- 仕事が忙しくて勉強する暇がない
一方で学生時代は中間テスト、期末テスト、そして大学受験などで沢山勉強された方もいらっしゃるかと思います。
人によっては、毎日数時間勉強していたり1夜漬けでガッツリ勉強していた方もいるのではないでしょうか。
しかし、この勉強法が通じるのは学生までで、大人になったらこの勉強法では記憶が厳しいのです。
大人の勉強方法では週末だけ何時間も勉強するより、毎日数分だけでも勉強して覚えていった方が長期記憶しやすいのです。
資格勉強は余裕をもって取り組んでおいた方が良いですね。
記憶力アップには喜怒哀楽を添えて
突然ですが、最近読んだ本についてどういう内容だったか覚えていますか?
自身が興味ある内容であれば案外覚えているものですが、何となく読んでいた場合や、読めと奨められて嫌々読んでいたのでは、おそらく内容もほとんど覚えてはいないのではないかと思います。
脳の記憶を司る海馬というのは、記憶の一時的な保管をする役割もありますが、それを長期記憶化するかどうかは感情に大きく関係します。
例えば、旅行先で目にしたものや食べた食事なんかは、楽しいや嬉しいといった感情が伴うため、記憶に残りやすいですよね。
これは勉強にも活かすことができます。
嫌々勉強しても、ストレスホルモンが分泌されて返って記憶力の低下を招き、余計にやる気をなくすことにもなりかねません。
ワクワクした前向きな気持ちをもって勉強することで、脳が働きやすい環境を作れば記憶力も向上します。
運動こそが脳を動かすカギ
よく、仕事や勉強のできる人は運動する習慣があるといわれます。
本書でもそこは語られており、運動こそは脳全体を回すトリガーとなっており、運動しないと頭が悪くなってしまいます。
運動と言っても、ランニングやベンチプレス等の激しい運動をするというわけでなく、毎日1時間ぐらいのウォーキングで良いのです。
歩くことが健康維持につながることはもちろんですが、睡眠の質も高めてくれるのでぜひ習慣の1つに取り入れていきたいですね。
歩いたりするので結構良い運動になっていたりします。
おわりに:この本を読んでみて
いかがでしょうか。
脳は成長し続けるというのを聞いて、私も歳のせいにせず引き続き勉強を頑張らなくてはと思いましたね。
ご紹介した本も、この手の脳に関する内容だからか、絵が混じっていたり、文章が長々としておらず簡潔に語られておりましたので、非常に理解しやすい内容となっておりました。
本書でインプットした内容を活かして、より良い勉強方法で資格取得に取り組んでいきます。
皆様も気になった方はぜひお手に取ってご覧ください。