本日は、第一級海上特殊無線技士の試験日です。
前回は英語で苦戦し、不合格という悔しい結果に終わりました。今回は、そのリベンジ受験となります。
試験日が近づくにつれて少しずつ緊張感も高まってきましたが、これまで取り組んできた勉強の成果を発揮するのみです。
今回は、第一級海上特殊無線技士試験を受験してみた所感についてまとめていきます。
なお、第一級海上特殊無線技士の試験概要については、以下の記事をご参照ください。
試験会場
本日の試験会場は 日本無線協会試験センターでした。


もはや 無線系の国家試験といえばここといっても過言ではありません。
私自身も何度も訪れているため迷うことはありませんでしたが、稀に別会場になる可能性もあります。
受験票に記載された 試験会場 は必ず事前にチェックしておきましょう。
試験当日の流れ
試験開始は9:30と早め。9:15には試験の説明が始めるため試験会場の座席に着席している必要があります。
第一級海上特殊無線技士の試験は平日開催のため、通勤ラッシュの満員電車に巻き込まれる可能性があります。
そして電車の遅延といった問題にも備えておく必要があるため、時間に余裕を持って向かうのが安全です。
必要な持ち物 は、受験票と筆記用具。
受験票は事前に印刷し、忘れ物がないように 前日準備 を徹底しましょう。
受験票は事前に必ず印刷して忘れず用意しておきましょう。
会場到着後
会場へ到着したら、まず受付で受験票を提示し、指定された座席に着席します。
試験開始の15分ほど前になると、試験官から試験中の注意事項や解答方法について説明があります。
試験中のルールなどもこのタイミングで案内されるため、しっかり聞いておきましょう。
その後、試験問題が配布されます。
問題冊子や解答用紙に不備がないことを確認し、試験官の合図でいよいよ試験開始です。
試験を受けてみた所感
試験は最初に法規と無線工学から始まります。
法規と無線工学の試験終了後、そのまま後半から英語と電気通信術が行われます。
法規
試験用紙も法規のみ配布され、それを時間内に解いていきます。
私は無線工学が免除となっているため、今回は法規のみの受験でした。
法規のみの場合、試験時間は30分です。
しかし、問題数は12問と少なく、過去問をしっかり解いていれば直感的に解ける問題も多いため、開始から10分ほどで一通り解き終えてしまいました。
その後は見直しに時間を充てましたが、法規だけの受験ということもあり、かなり余裕を持って試験に臨めたと思います。
肝心の試験問題についてですが、過去問で見たことのある内容が大半でした。
過去問集も販売されていますので、こちらを一通り解けるようになるまで繰り返し学習すれば、試験対策としては十分だと思います。
試験終了後の手応えとしては悪くなく、マークミスなど大きなミスさえなければ合格できているのではないかという感触でした。
英語と電気通信術
そして後半から英語と電気通信術(受信・送信)が行われます。
試験は、電気通信術(受信)→ 英語 → 電気通信術(送信)の流れで行われます。
特に電気通信術の受信と送信は集中力を要するため、試験前にトイレを済ませておくなど、事前準備はしっかり行っておくことをおすすめします。
最初に行われる電気通信術(受信)では、音声で読み上げられるフォネティックコードを聞き取り、対応するアルファベットをひたすら記入していきます。
読み上げ速度は 1分間に50文字 で、これが2分間続きます。
決して追いつけない速度ではありませんが、慣れていないと意外と速く感じます。
一度聞き逃したり、記入に手間取ったりすると、その後の文字も次々と流れてくるため、あっという間に置いていかれてしまいます。
フォネティックコードを覚えていることは大前提として、冷静に書き取りを続ける集中力 が重要です。
続いて行われる英語では、リスニング問題が5問出題されます。
リスニング音声は各問題につき3回読み上げられますが、1回目は比較的ゆっくり、回数を重ねるごとにスピードが上がり、最後はかなり速いペースで読まれます。
また、音声を担当しているのが日本人ということもあり、独特の発音で聞き取りづらく感じる場面もありました。
とはいえ、使用される英語は海上無線通信に関する内容ではあるものの、文法的に特別難しいわけではありません。
日常会話というよりは、航海で用いられる定型的なやり取りが中心です。
そのため、この試験では最初のゆっくりした読み上げで内容を正確に聞き取れるかどうか が重要だと感じました。
私自身も事前にリスニング対策を行っていましたが、過去問と全く同じ問題が出題されることはありませんでした。
ただし、登場する場面や会話のパターンは過去問と似たものが多く、しっかり練習していれば対応しやすい内容だったと思います。
海上無線特有の会話に慣れておくことが、合格への近道と言えるでしょう。
上記の過去問集にはリスニング問題も収録されていますので、事前に取り組んでおくことで、本番でどのような問題が出題されるのか雰囲気を掴むことができます。
私自身も試験前に活用していましたが、海上無線特有のやり取りに慣れるという意味では非常に役立ちました。
ただし、CDのリスニング音声は女性がはっきりと発音しているため、比較的聞き取りやすい印象です。一方で、本番の試験では男性の音声で読み上げられるため、同じ感覚で臨むと思った以上に聞き取りづらく感じるかもしれません。
実際に私も最初は少し戸惑いましたので、教材の音声を聞き取れるようになった後も、「本番ではもう少し聞き取りにくいかもしれない」と意識しておくと良いと思います。
そして最後に、電気通信術(送信) が行われます。
こちらは別室に移動し、試験官と1対1で実施されます。
座席に着くと、アルファベットが並んだ用紙が渡され、その文字列をフォネティックコードに変換して読み上げていく形式です。
文字数は 100文字。これを 2分以内 に読み切らなければなりません。
試験開始や終了の合図、読み間違えた際の訂正方法などについては、事前に試験官から説明があります。
失点を防ぐためにも、この説明はしっかり聞いておきましょう。
とはいえ、試験内容自体は非常にシンプルです。フォネティックコードを正確に覚えていれば、難易度はそれほど高くないと感じました。
実際に私が受験した際も、特に大きく詰まることはなく、今回は噛むことなく最後まで読み切ることができました。
いきなり本番に挑むのが不安という方には、このような練習用CDを活用してみるのもおすすめです。
先に紹介した電気通信術(受信)の対策にも使えますし、無線系資格では電気通信術が試験科目になっていることも多いため、一枚持っておいて損はない教材だと思います。
特に受信や送信は、問題の内容そのものよりも「試験形式に慣れているかどうか」が重要になる場面があります。
実際の試験では独特の緊張感がありますが、事前に何度か模擬的な練習をしておくだけでも、かなり安心感が違います。
電気通信術(送信)が終われば、すべての試験が終了となります。
午後になる前には試験を終えられます。
私の場合も、すべての試験を終えた時点でまだ昼前でした。
おわりに
今回は、第一級海上特殊無線技士の試験を受けてきた所感についてまとめました。
第一級海上特殊無線技士は、無線工学・法規・英語・電気通信術と複数の試験科目があり、それぞれに異なる対策が求められます。
法規については、過去問を繰り返し解くことで十分対応できると感じました。
一方で、無線工学については科目免除だったため、今回実際に受験してはいません。
ただ、他の無線資格の勉強をしてきた経験からすると、無線工学も法規と同様に過去問を中心とした対策で十分対応できるのではないかと思います。
一方で、英語や電気通信術は過去問演習はが無いため対策しづらく、試験形式そのものに慣れておくことが重要だと感じました。
特に英語のリスニングや電気通信術の受信・送信は、実際に音声を聞きながら練習する機会が少ないため、不安な方は先ほど紹介したCD教材などを活用して、本番の雰囲気に慣れておくのがおすすめです。
試験結果は後日発表ですので、まずは結果を期待しながら待ちたいと思います。
