食生活アドバイザー3級の公式テキストを読んでみた所感を記載します。
今回は3章と4章を読んでみたのですが、食品衛生法、アレルギー食品などの表示義務、食中毒などの内容でした。
誰もが見たことあるであろう、食品の成分表示や食品マークについて解説されています。
これを知っておけば、食品選ぶ際の参考になったり、知人にアドバイスできるようになるかも。
今回はこちらを読んだ所感について述べていきます。
はじめに:食生活アドバイザーとは?
食生活アドバイザーは、社団法人FLAネットワーク協会が実施する民間資格です。
食生活を総合的に見直す幅広い見識を持ち、的確な指導やアドバイスをするスペシャリストが食生活アドバイザーです。
この資格を有することで栄養・健康・食品学など、食生活全般について理解しアドバイスをすることができる食のスペシャリストになれます。
食生活アドバイザー3級の概要についてはすでに記事を書いてますのでそちらをご参照ください。
公式テキストを読んでみて
食生活アドバイザー3級
公式テキストを読んでみて!
今回は食品マークや食品衛生法など、見たことはあるけど何だろうか・・・ぐらいの内容であるかと思います。
食品マークの表示…見慣れないものも!?
食品によっては、健康促進やリサイクルを目的としたマークが付けられており、日常でもよく目にする機会は多いのではないかと思います。
日本農林規格に適した際に使用される一般JASマークや、特定保健用食品(トクホ)なんかが有名ですね。特定保健用食品は、その安全性や有効性を実証し、国の審査で許可を得なくてはならないため、非常に取得するのが大変だと思います。
その分、取ったからにはCMなどで大々的に放送してアピールするからか、トクホは聞いたことあるという人も多いのではないでしょうか。
もちろん、他にも食品に関する認証マークがありまして、特定JASマークや特別用途食品マーク、地域特産品認証制度などなどあったりします。
個人的にここら辺のマークは聞きなれていないため今一生懸命覚えている最中です。
食中毒にも種類が!?
たまにニュースで食中毒により緊急搬送などといった内容を目にする人もいると思います。
この食中毒は、細菌、自然毒、ウイルス、その他(有毒な化学物質など)といった分類に分けられるのですね。
ちなみに、ニュースで話題になることの多い食中毒は、ほとんど細菌によるもののようです。
サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、黄色ブドウ球菌など様々な細菌の種類と症状、予防策についても開設されておりましたので、ここら辺の内容も覚えておく必要がありますね。
また自然毒については、フグ(テトロドトキシン)や毒キノコ(アマトキシン)、じゃがいもの芽(ソラニン)といった比較的有名な毒に加えて、貝毒(テトラミン)、トリカブト(アコニチン)、青梅の毒(アミグダリン)といった毒も紹介されています。
とりあえず、上記の食べ物に毒性があるのは分かったのですが・・・毒の名前はバラバラなのですね。
この6月ぐらいには、スーパーで青梅も売られるようになりましたが、そのまま食べてはならない食べ物だということです。
食品の化学変化は食べらないものと発酵による変化
とくにこの時期(6月)は暑くなってきましたので、常温として食べ物を冷蔵庫の外に保管すると、気づいたら腐っているなんてこともあるのではないでしょうか。
この腐っている方法にも種類がありまして…変質、変敗、腐敗、発酵と分かれています。
- 変質:食品を長期間放置したことで、外見や成分に変化が生じること。
- 腐敗:食品のたんぱく質が微生物(腐敗細菌)により分解され、食用に適さなくなること。
- 変敗:油脂の劣化現象。微生物により食品の糖質や脂質が酵素分解されて、食用に適さなくなるものや、空気中の酸素による酸化型変敗といったものがある。
- 発酵:微生物の作用により、食品中の有機化合物が分解され、ほかの化合物になること。微生物の作用をコントロールして有益なものを作り出す。
だいたい自宅に食べ物を置きっぱなしにした場合は変質、変敗、腐敗に該当すると思います。
保存方法についても、乾燥、低温あたりは分かりますが、燻製や塩蔵など様々な保管方法についても説明されていました。
おわりに
今回は食生活アドバイザー3級の公式テキスト内の3章と4章までを読んでみた所感でした。
食品衛生用のマークとか、食中毒の種類とか、日常において見たり聞いたりする機会は多いのですが、よく調べたことないような内容について解説されており、非常に勉強になりました。
この手の知識があって話せる人って、やはりかっこいいなぁと思ったりもします。
ぜひ、興味のある方は受けてみてはいかがでしょうか。